【独り言】雪降る季節に

　もし君を失ったとしたなら
　星になって君を照らすだろう
　笑顔も涙に濡れてる夜も
　いつもいつでも　傍に居るよ

　（中島美香/雪の華　より）


まあ、雪を一緒に見ることはあまりないんだけど。
今も昔も。
それでも、私にとっても。
雪がトクベツになってしまったから。

ねえ
どうか、あなたも、安らかでありますように。
見も知らぬ、一度も、話した事も無いあなただけど。
美しい思い出をあの人にくれた人だから。
見も知らぬ私が祈る事をどうか許して。
あなたが、綺麗な星でありますように。
傍にいるよって、言ってあげて。
降り積もる雪の名を冠したあなただから。
きっと、空から降っては、あの人に、話しかけてくれるかな。
同じ人を愛した、見も知らぬあなただから。
許してとは言わない。ただ、あの人が幸せであれば、それでいいから。
これからも、どうか彼の心に。辛い記憶でなく、美しいあなたが、ありますように。
それだけを願うよ。